2020-05-06

【5月いっぱいの休業についてのお知らせ】



いつも古書からすうりをご利用くださる皆様ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大防止の最前線で人々の命を守るべく頑張ってくださっている方々、生きていく上で欠かせない日常生活を支えてくださっている方々に心から感謝いたします。


古書からすうりを開業して3年と少し、「古本屋+カフェ」を「本と人」「人と人」の良き出会いの場にしたいと試行錯誤の毎日。お客さまの優しさに支えていただきながらやってこれました。本当にありがたいと思っています。


想定外のこの緊急事態にポッカリできた時間
本で足の踏み場もなくなった倉庫の整理、荒れ果てた庭の整備、お声をかけていただいた古書即売会の準備(これは全部中止になってしまったのですが)などなどをこなしつつ、刻々と伝わる世界、日本のニュースに耳をそばだて、「今どう行動すれば良いのか、これから世の中はどうなって行くのか」二人で話し合いました。毎日毎日、こんなに話したことはないと思うくらい話しをしています。


公式な休業要請は6日でとりあえず終了です。この緊急事態、人の健康を守るために当然休まざるを得ない思っています。
「大型連休による爆発的な流行拡散の事態」を防ぐという大きな課題はなんとか終了しそうです。
が、まだまだ、感染拡大は終息した訳ではありません。事態は予想を超えて長く続くことを覚悟しなければなりません。


営業再開に向け、発表された『新しい生活様式』を読みました。
人と人の間隔を空ける。屋内より屋外。会話をなるべくしない。買い物は計画をたてて素早く済ます。
どうようにしてこれを守り、お客さまの健康を損ねることなく「愉しい時間」を提供できるか難しい課題です。。


今は「よい知恵が浮かぶまでの時間」「感染状況の経過を見守ること」が必要ではないかと判断し、5月いっぱい休業期間とする決心をしました。


この緊急事態に消極的な行動しかできない自分の情けなさ、古本屋、カフェという事業の社会に果たす役割についての悩みでモヤモヤしながらの判断です。
再び、「愉しい時間」「本と人、人と人との良い出会いの場」を提供すことを目指し、今できることをやっていきます。


ながながと書きましたが、読んでくださってありがとうございます。
皆様と再びお会いできる6月を、心より待ち望んでおります。

古書からすうり